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黄色本改訂(構造関係技術基準解説書)

黄色本改訂(構造関係技術基準解説書)

通称「キイボン(黄色本)」と言われる、構造関係者のバイブル的書籍が5年ぶりに改訂されました。

我々構造設計者は「建築基準法」に基づいて設計をおこないますが、法律の条文だけでは細かな設計方法は規定できません。この黄色本は、設計の大元となる建築基準法を解説した書籍で、建築学会や関係団体が刊行する指針等への橋渡し的な位置づけとなっています。俗に言う「バイブル」で、それが改訂されたとなると、改訂内容は確実に知っておく必要があります。

今回の改訂はコロナ禍真っ只中のため、改訂説明会はオンライン講習会となりました。Web形式の講習で、会場に行かなくても講習が受けれるという点では非常に有意義でした。説明について行けずにアタフタする事もなく、一時停止や巻き戻しも自由ですので、個人的には大賛成です。講習は全部で4時間弱になりますが、各章の説明を小分けで聞くこともできます。

敢えてのデメリットは、いつでも受講出来ると思うと、なかなか受講スタートが出来ずに、聴講期限ギリギリになってしまうこと、職場で受講していると、電話がかかってきたりして途中中断してしまうことなどありますが、メリットに比べれば大したことはありません。

コロナ禍による新しい生活様式の実践として、オンライン講習会は、是非とも今後も推進して欲しいと感じたところです。

肝心の改定内容は、前回ほど大きく変わった点はなく、表現の修正や過去のQ&Aなどの掲載などだったので、ちょっと安心しました。新しい技術や、知見、地震被害等で構造関係規定も常に変化していきます。それらを把握し続けることが構造設計者としては必須ですので、あらためて自己研鑽が必要だと感じた所です。

 

<過去2000年、2007年、2015年と改訂されてきました。改めて付箋を付け直す作業はしておかないと。。。。>

kiirohon

 

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