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FM参戦

FM参戦

ちょっと前の話になりますが、先日(R2.4)地元FM放送への出演を果たしました。

昨年設計した木造建築物の設計者として、某社の竣工PR番組番組内でインタビューを受けたものです。

※番組内で「設計者」と表現されていますが、正しくは「構造設計者」で、意匠(デザイン、全体設計)を担当したわけではありません。

 

最近、木造の中大規模の建物が増えているので、そういった側面から木造建築の特徴について話をさせて頂きました。

興味がある方はお聞きください。

 

放送内容はこちら 1:30~5:00登場です。

追伸

FM山陰から稲田アナウンサーが来られて、放送原稿を作ってから録音かと思ったら、15分ぐらい雑談をして、いきなりアドリブで本番突入。

2,3テイク録りましたが、なんとか放送できる編集になったようです。素人のアドリブですので、多少の言い回しの聞きづらさはご勘弁ください。

 

 

<録音おこしはこちら>

Q:鉄骨・コンクリート・木といろんな建築材料がありますが、木造の大規模な建物が見直されてきているということですか?

A:今、日本の中では、木造建築(の建設)を推し進めようという動きが非常に活発になっています。これまでは小規模の住宅位の規模でなければ(木造建築は)みられませんでしたが、

最近は集成材という木を貼り合わせた材料を使って、大きな材料を作ることで、中規模、大規模の建築物が木造で造られるようになってきています。

 

Q:(集成材の)強度はかなり高い物ですか?

A:普通の製材よりも品質が安定しているという点もあります。薄い板を貼り合わせますので、板の段階で材料を選別することが出来ます。それを貼り合わせる技術が確立していますので、長い物(材料)、大きい物を作り出すことができるようになっています。

 

Q:今回佐藤組さんのオフィスが290坪、外観では近未来的な感じですが、中に入ってみると木造という事がよくわかりますね?

A:通常木造建築物を造る(設計する)場合は、外部に木を露出させないという点も木造建築で大事な事です。風雨に当たる部分は鉄、プラスチックという素材で木を守りながら、内部に入ると木が見えるという部分も特徴と(して見えると)思います。

 

Q:人に優しいという側面もあるということですね?

A:木造建築物では室内の空間に構造体である木をそのまま露出させることで、木を感じることができる、また、木で造った床があるので、歩くことによって木の柔らかさを感じることができます。

 

Q:コンクリートと木の床材を歩くのではクッション性がちがいますね?

A:スーツの靴を履く様なカタカタという歩行感とスニーカーとかジョギングシューズで歩くような歩行感とだいぶ違うと思います。

 

Q:今、建築資材として木造が見直されているというですが、どういった側面がありますか?

A:元々は日本の山に生えている木を使って建物の材料にしてしまおうと(いう事です。)それを長く使い、有効に維持させていくことで、Co2の削減、環境配慮、循環型社会という点で日本の中で見直されてきています。

 

Q:国立競技場にも木が使われているというニュースもありましたね?

A:木を感じる事が人間が生活する上で安らぎを感じるという側面がある。そういった点が今回の社屋では顕著になっていると思う。

 

Q:今後ますます大規模な空間でも木が有効になっていく?

A:集成材を使ったり特殊な金物を使ったりすることで、これまでは鉄骨造やコンクリート造でないと作れないような空間を木造でも作れるという様な技術や社会ができているので木造建築物の幅も広がっていくのではないかと考えています。

 

 

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